西新宿にお届け
2010年 10月 05日
依頼主は「経堂」に配達依頼をされたIさん。今回も「青リンゴバージョン」で作ることにしました。
雪柳はリラックスさせ、秋の気配を出す為にピンクッション、鷹の爪(トウガラシ)、ワインカラーのカーネーションを挿しました。
今回のお届け先は京王プラザホテルの近くにあるビルの4階の司法事務所。
近くにはパーキングもなく、路上駐車をし、間隙を縫って4階まで行き、すばやく配達を済ませ、戻ってくるしかありません。
お届け先が入っているビルの前に着きました。道路には一台も車が止まっていません。
駐車違反の取締りが厳しい地域だということがうかがい知れます。ふと歩道に目をやると取締官が二人行過ぎて行きます。しばらく車の中に様子を伺います。すっかり姿が見えなくなり、戻ってくる気配がないのを確認し、すばやくエレベーターに駆け込みます。
エレベーターのドアが開くと、もうそこはお届け先の事務所の中。胡蝶蘭がたくさん届いています。
受け取ってくれた女性が「素敵なお花ね。」と誉めてくれました。
「本物のリンゴなんですよ。」と私がいうと「本物?じゃあ食べられるの?」
「食べられなくはないですが・・・・。美味しくないかもしれません。」
本当はもう少し時間がたつと甘みが出てきて美味しいのですが、「食べられます。」といっていると花が終わる前に本当に食べられてしまうので「美味しくない。」といっています。
半分は気持ちが路上駐車のタントに行っている状態(取り締まれていないかとても心配です)でのお客様とのやり取り。誉めていただき、気をよくして急いで車に戻ります。幸い無事でした。
路面店でない高層階のお届けは常にこのリスクが付きまといます。