東京ジャーミィにお届け
2011年 01月 08日
というお問い合わせの電話を頂戴しました。
もちろん、「お伺いします。」とお答えしました。
「東京ジャーミィー」は日本を代表するイスラム教寺院のひとつです。代々木上原駅より徒歩3分の位置にあります。
使われている大理石などの素材はもちろん、作った大工などの職人まで100%「メイド・イン・イスラム」の建築物だそうです。
東京ジャーミィが出来る前は地元では「フィフィ教」などと呼ばれ、木造の2階建ての校舎のような建物でした。
約20年ほど前でしょうか。花を10基以上届けることになり、実質的にイスラムの葬儀に関わることになりました。
トルコの方たちが自分たちで執り行っていたので葬儀社など入っていません。
男性の遺体が会場に届くと待っていた参列者の男性たちだけがその遺体を担ぎ、歌を唄いながら、階下に降りてゆきました。しばらくして、また歌を唄いながら、担ぎ、戻ってきました。
説明を聞くと「沐浴」をさせていたそうです。日本にも「湯灌」というのがあります。似ていますね。
その後の「儀式」は分かりません。私が帰ってきてしまいましたから。当時は興味がなかったので。
お花は赤だろうが、白だろうがまったく問題ない。明るくきれいなら良い・・・といわれました。
今回のご葬儀は日本人なので赤や明るい色を使うのは止めました。
カサブランカ、白バラ、白カーネーションを基調に紫、黄色、グリーンを加え、腰高の花器に生けました。
9時半ぐらいに伺うと関係者の方々が見え始めました。葬儀社の方たちはとうに来て、設営を済ませたようです。
祭壇の前に喪主様がご用意した一対の花の前において帰ってきました。