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ポルカドッツ 新宿3丁目のジャズバー

今年の2月に開店祝いのアレンジメントをお届けに行った新宿3丁目のジャズバー「ポルカドッツ」
 
 雑居ビルの4階でエレベーターを降り、そのエレベーターホールに立つと、厚い木のドア越しにサクスフォーンと女性ボーカルが聴こえてくる。私が自分では聴かない「正統派のジャズ」のサウンドがこのホール全体をとてもいい空気にしている。
店内も白を基調にすっきりとまとまっていて「清潔な穴倉(隠れ家)」といったところだろうか・・。
オーナーのママの選曲もなかなかいい。私が知らない「いい曲」が店内いっぱいに流れている

これが私が配達に行った時の様子。このとき、私は「今度、独りで来みたい」と思った。

この3ヵ月半、ずっと「来たい!」と思い続け、土曜日の夜、来ることができた。

久しぶりに来て、雑居ビルは少し探した。だんだんこういうことが苦手になってゆく。
エレベーターを降りるとサクスホーンの奏でる音が聞こえる。

ドアの前に立つ。このドアが「拒絶」をしてちょっと入りにくい。だからこそ、お店がお客を選んで店内のいい雰囲気が保っているのかもしれない。

店内のテーブル席には8人ぐらいのグループ。6人座れるカウンターには先客が二人。

ママにカウンターの席を案内され、「シーバスリーガル」の水割りを注文し、ママのチョイスしたジャズと先客たちの「ジャズ談義」に耳を傾ける。

「アパタイザー」を注文するとママが聞いてきた。「この店をどうしてお知りになったのですか?」
「実は開店の時に来たんです。」
「アッ、あの時、〇〇君のお花を届けてくださったお花屋さん!」
私のことを覚えていてくれたのです。「前にお会いしている気がして・・・。初めてじゃないと思っていました。」
「お花をお届けした時に今度一人できたいと思っていました。やっと今日来れました。」

そんな会話のあと、先客の方たちとも打ち解け、ポツリポツリと話が始まります。

その後、ピアニストの男性がひとり見えて隣に座りました。
また、そのあと、先客の方の連れの方(若い女性)がサクスフォーンを持って入ってきました。

しばらく、歓談のあと、男性ピアニストがピアノの前に座り、弾き始めました。
若い女性も立ち上がり、ケースからサックスを取り出し、セッティングを始めました。ジャム・セッションの始まりです。ワクワクします。
幼い風貌とミニスカートの外観からは映画「スウィンギング・ガール」のようで「スウィング・スウィング・スウィング」でも吹きそうな雰囲気です。でもピアノに絡むようにバラードを丁寧に演奏していきました。
なんと言う贅沢なひと時でしょう。「営業」でなく、心からリラックスした「アーティスト」が「感じるまま」演奏する場面に立ち会えた。二人が何の打ち合わせもなく、目配せもなく、お互いにメロディーをとり、絡み、サポートする。なんと素晴らしい演奏でしょう。

そして圧巻はママが加わり、唄い始めた。
曲名は「ポルカドッツ&ムーン・ヴィーナス」

この「至福のひと時」の余韻を味わいながら、皆より先に店を出た。このままいたら、朝までいることになってしまうだろう。
外に出るともう雨は上がっていた。
by junishimuraf | 2012-06-12 16:43 | ひといき

花屋店主の毎日


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