山小屋デビュー
2012年 08月 29日
市場で隣で仕入れをしているOさんが誘ってくれたのです。
私にとって、本格的な登山は30年前に尾瀬にテントを背負って行ってから、久しくありませんでした。
(この時代はバックパッキング全盛時代で私もアルミフレームのザックにシェラフやテント、炊飯道具などを積み重ねていきました)
「登山」もすっかり、当時とは様変わりし、用具を買い揃えることから、「登山」が始まります。
去年の誕生日に息子に買ってもらった「登山靴」に始まり、ゴアテックス雨具上下、ズボン、ウールシャツ、スパッツを原宿の石井スポーツで調達しました。
ザックは息子が小学生の時、キャンプに行った際使った25リッターぐらいのものを使うことにしました。
中央線茅野駅からタクシーをチャーターし、桜平まで行き、登り始め、根石山荘という山小屋に泊まり、根石山、東天狗岳、西天狗岳を登り、黒百合小屋を経て、唐沢鉱泉に下りて、温泉に入って帰ってくるというコース。
「山小屋に泊まる」というのが初めての体験でちょっと心配でした。
汗臭い人や体臭の強い人がすぐ隣だったら、どうしょう・・・?
いびきや歯ぎしりのひどい人も困るし、自分だって迷惑掛けるかもしれない・・・・。
狭くて寒かったら、嫌だし・・・・。
そんな心配はまったく無用。とても快適でした。(風呂だって入れました)
登山の醍醐味は山頂に立ったときの爽快感。そして、稜線を歩いているとき、沢から吹き上げてくる涼風を体全体で感じる時。
そして、しんどいのは登りより下り。延々と続く大きな岩ばかりゴロゴロしている「天狗の奥庭」このガレ場にはうんざりした。目の悪い私は足元が見えなくて、ずいぶん足を滑らせ、転びました。
ここを登ってくる人はもっと「うんざり」していただろう。(天狗の奥庭を登ってくるのが天狗岳登頂のメインルートのようだ)
このコースを考えてくれたリーダーのOさんに感謝。往復の特急指定席の手配、山小屋の予約、往復のタクシーの手配、唐沢鉱泉の食事と入浴の手配、そして安全、快適なコース引率。
初心者には心強いツアーリーダーだった。
このパーティは私を入れて、9人。
リーダーのOさん、その友達のOさん、私を誘ってくれたOさん、そして彼の奥さんとそのお仲間4人。
二日とも好天に恵まれ、良いお仲間とご一緒できて、とても、楽しい山登りを体験できました。
また行きたい。

画像は東天狗岳山頂。硫黄岳を背に