人気ブログランキング | 話題のタグを見る

彼岸の墓参り

私の恒例の墓参り。

花屋が「彼岸」の掻き入れ時に墓参りに行くなんて10年ぐらい前までは考えられませんでしたが・・・・・。

諸般の事情が変わり、彼岸があまり忙しくなくなりました。

この商店街に神輿や山車が練りだし、車で乗り付け、花をピックアップして墓参りに行くことができなくなってしまったこともあります。

私の墓参りは私の母方の半田家が眠っている小田原のお墓です。
この墓の入居人で知っているのは祖母だけです。
祖父は私が生まれる前に亡くなっています。

祖父は柔道家。講道館創設者嘉納 治五郎の直弟子で人間国宝だった故三船十段と一緒に九段まで昇段したそうです。柔道の普及に中国、九州地方に赴任し、私の母は台湾で生まれました。

大のお酒好きで給料はみんな飲んできてしまい、家にほとんどお金を入れなかったそうです。
お嬢さん育ちの祖母はずいぶんお金のことで苦労をしたようです。

 母を含む8人の子供たちは皆、里子に出され、子供たちから見た父親は決して尊敬されていなかったようです。(母は箱根旧街道須雲川沿いの祖母の実家に預けられました。)
5人いた息子たち(私にとっては叔父さんたち)は誰も柔道をしていません。

孫である、私の兄は小さい頃、講道館に通わされたそうです。
しかし、何かと言うとすぐ皆の前に出され、模範演技をさせられるのが嫌でじきにやめてしまったとか・・・。
祖父の弟子である先生方から見れば、「半田先生のお孫さん」だから特別扱いするのが「恩返し」だったのでしょう。

次男である私が講道館に行くことはありませんでした。
整体師の先生からは柔道向けの体だといわれますが「闘争本能」が乏しい、父親に似た草食系男子なのでたいしたことはなかったでしょう。

さて、話は戻り、墓参り。
今回は大和の家rから一人で出かけました。
小田急江ノ島線大和駅より相模大野駅へ。
ここで小田原行き急行に乗り換えます。

日曜日、しかも彼岸のお昼ごろと言うのに車内はガラガラ。信じられない光景です。連休のせいでしょうか。
ipadで「太平記」を読んでいるとじきに終点です。
小田原駅から徒歩7分ぐらいのところに菩提寺はあります。
この墓には私ぐらいしか、おまいりに来ません。それも一年に2回だけ。
墓の周りを清め、おはぎを8個、お酒を2合、お花を一対お供えして、ご先祖様にご挨拶とお礼を述べます。
彼岸の墓参り_d0029716_22541270.jpg


花を飾っていると墓参りに来た人数人が「きれいなお花。」といってくれました。
さびしい思いをしているご先祖様もきっと喜んでくれたことでしょう。

墓参りのあとは駅の反対側の甘味屋さんで名物のおはぎを、駅ビルでは焼き鳥を買い求め、お土産にします。
帰りは急行で帰ろうか、ロマンスカーにしようか迷ったのですが(以前は迷わず、ロマンスカーなのですが今は週2回大和に帰る際に乗っているのでそれほどでも)

ロマンスカーが5分後、快速急行が10分後の到着だったのでロマンスカーで帰ることにしました。
ロマンスカーは満席。シートはゆったりして体は楽なのですが行楽帰りの車内にはいつまでも泣き叫ぶ幼児が必ずいて閉口します。

新宿に着き、下りのホームに行き、各駅停車の電車に飛び乗り、代々木上原駅ホームで下車。上りホームを見ると小田原駅を5分後に出た「快速急行」?が滑り込んできた。そんなもんだ。まあいいか・・・。

駅からの帰り道、そこいらじゅうで「ワッショイ!ワッショイ!」上原は祭りです。
by junishimuraf | 2013-09-24 23:16 | ひといき
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31