原宿クエストホールにお届け
2014年 07月 13日
直接の受注ではないのでウェッブでイベントの内容や両方の方のプロフィールを調べ、私なりのイメージを作ります。
依頼主はオリンピックでチームを金メダルに導いた女性監督。受取人も女性。
女性同士なので優しく、華やかな感じがいい・・・と思いました。
色とりどりの優しい色のバラづくしで作ろう・・・と思いました。
しかし、この暑さ。バラにはちょっと厳しい環境です。
でも、このイベント、この二人のイメージには暑さに強い南国系の花やひまわりはちょっと違う・・・・と私の中では思いました。
30℃を超える環境下でバラの花をスタンド花に使うのは「冒険」です。冷房の効いた室内であれば、いいのですが、エントランスの外などの屋外、炎天下に並べられるとひとたまりもありません。
私は原宿クエストホールに今まで行ったことがありません。クエストビルは知っているのですがその建物の中のどこにホールがあるのか、分かりません。でも、屋外の設置でないことに賭け、作りました。
原宿クエストホールは原宿駅そば、表参道に面した「いい場所」にあります。ここに車を寄せるのはいつもいっぱいで難しいのですが早い時間だったので路上駐車することができました。
ホールはクエストビルの3階にありました。そしてホールロビーはしっかり冷房が効いていました。「よかった!」と思わず、つぶやいてしまいました。
スタッフの方に指示された場所に設置していると「やっぱり、反対側の目立つ場所においてください。かっこいいからよく目に付くところにおきたいわ。」
「ありがとうございます。ここでよろしいですか?」
「もう少し前に出してください。上からのスポットライトが当たってきれいに見えるから。」

「撤去をお願いしたいのですが・・・。本日の場合は午後10時ごろ。今日がだめなら月曜日にお願いします。」
あらかじめ、ホールに撤去の時間を確認していたので覚悟ができていました。
「今日、取りに来ます。」
スタッフの方の表情に安堵の色が見えました。
店の仕事を途中で繰り上げ、10時前に撤去に伺いました。
花はすべて小分けに新聞紙にくるまれていました。
「坊主」になったスタンド花と名札を抱え、帰ってきました。