解決された殺人事件
2014年 07月 22日
1月3日頃、上原小学校向かいの小さな古い一軒家に住む93歳の一人暮らしの老女が殺害された。
1月3日の夜、私はすぐそばの仮店舗で翌日届ける葬儀の花の準備作業を一人で遅くまでしていた。
もし、犯人が犯行後、代々木上原駅方面に向かったのなら、私が仕事をしている前を歩いていったことになる。
どうも「恨み」が動機のようだが、まったく手がかりがない。
私たちにもまったく犯人の見当が付かない。
家族や近隣の方に疑いがかかったりしていたがまったく捜査は進展していない様子だった。
ところが一転。6月に入り、「犯人逮捕」のニュース。
犯人は2軒隣の朝日新聞に住み込みで住んでいた新聞配達員。殺された彼女とは喫煙友達だったようだ。
この朝日新聞配達所、殺人事件を起こす2ヶ月前にこの犯人が火事を出し、全焼。
犯人は2ヶ月間は朝日新聞の援助でビジネスホテルで暮らすことができたのだか、その援助も尽きて、寒空の中、路頭に迷う羽目に。
そこで「喫煙友達」を頼って「居候」をお願いに来たところ、断られ、逆上し、殺害にいたったとのこと。
以前から、朝日新聞の彼らの配達の際の態度の悪さに不満を持っていた私には納得の行く動機、結果。
被害者の室内に残されたおびただしい数のタバコの吸殻に付いた唾液から犯人を割り出したとのこと。
私たちを含め、近隣の人たちが嫌気がさすほどの「聞き込み」をはじめ、地道な捜査のかずかず。
普段はつまらない交通取締りをしている代々木警察署も捨てたものではない。拍手!