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生田まで10周年お祝いの花をお届け

先日、K家のR君から「生田にある沖縄料理店の10周年お祝いの花を届けてください。トロピカルで南国の雰囲気のある花にして下さい。」という電話をいただきました。
K家はもう30年近い、家族ぐるみのお付き合いをしている家庭です。
最初の出会いは子供のW小学校の入学試験の親の面接の控え室。
Kさんの親族の葬儀の生花装飾一切も4件させていただきました。
R君はK家の長男でうちの息子の同級生。

そんなわけでK家は当店にとって特別な存在です。
トロピカルな花という注文が地元の花屋さんで希望通りに対応できるかどうか、そして、当店にはぴったりの花材がある、お届け場所は生田の駅に近い、私もあまり忙しくない・・・・・。

いつもお世話になっているK家。この際、私が電車に乗って届けよう・・・と決めました。
生田駅は小田急線沿線。向ヶ丘遊園の先で急行は止まりません。
お届け日は8/15。開店は午後7時。お盆休みの真っ只中。本当に営業しているのでしょうか?
配達に行ったけれど、閉まっていた・・・ということはないとはいえません。近くないので慎重になります。
R君に再度、確認をして6時前に着く様に店を出発。
横長のバスケットの真ん中に鉢植えのグズマニアを入れ、両サイドはアンスリウムとドラセナ・ゴットセアナの切花をオアシスに挿しました。結構な重さになりました。

生田駅の改札を出て鶴川街道沿いに徒歩4分。目的の店はありました。まだ誰も着ていません。閉まっています。店の前にはやはり、御祝で届けられた小さな花鉢が置かれています。「ああ、困ったな・・・。どうしよう。K家まで届けるには重くてしんどいし・・・。」
店の前でしばらく、うろうろしていると生ビールの樽を台車に載せて配達に来た業者さん(最初はオーナーがきたと思って喜んだのもつかの間)がオーナーの方と電話で話をしている。
その業者さんからオーナーの携帯電話の番号を教えてもらい、電話をします。だいぶ待つようなら、置いて帰ってくるようになる・・・・。
連絡が着くと「すぐ近くにいます。踏み切りの向こう側。あなたは黄色いシャツを着ているでしょ。ここから見えます。もうすぐ着きます。でも、すぐまた出ます。」という返事。
しかし、「開かずの踏み切り」・・・長かった。
生田まで10周年お祝いの花をお届け_d0029716_0102866.jpg

無事、配達完了。久しぶりの生田。各駅停車に乗ってのんびり帰ってきた。
by junishimuraf | 2016-08-23 23:29 | 花屋の仕事

花屋店主の毎日


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