大騒ぎだった家屋倒壊事件
2008年 08月 27日
ベランダにある姫リンゴに蟻とアブラムシがびっちり。
薬剤を取りにベランダ側の裏門の下を潜り(ここを潜って出入りするととても近いのです)店に向かって歩いていると、ご近所の方が外に出て何か騒いでいます。
「どうしました?」
「壊れたの!すごい音がして怖かった!今110番通報した所なの」
「いったいどこが壊れたのです?」指さす方向をみるとアクリルを張ったカーポートがあるのですが壊れている様子はありません。
私がわからない様子を察して「隣よ!あの傾いていた家が今倒れたの!」
ちょうど、このお宅の裏手にいつつぶれてもおかしくない放置された家が2棟建っています。
そういえば、前は見えていた瓦葺の屋根がなく、空が広く見えます。
「ちょっとみてきます。」
その家はこの近くの人なら誰でも知っている今にもつぶれそうな家です。
先日も前を通って、「またこの前より傾いている。いよいよ壊れるなあ。本当にこんな家で生活ができるのかなあ。変わった人たちだなあ。」と思ったばかりでした。
行ってみると、家はぺっちゃんこ。でもうまい具合に真下につぶれ、ご近所を巻き添えにする事は免れました。
家の前で住人のYさんが裸足で立っていて、左隣のIさんが電話をしていました。
まさに地震の被災地のような光景でした。
けが人もいないようだったので店に戻りました。
すぐ近くまでパトカーのサイレンの音が聞こえて来ました。当店の前に着て徐行して現場を捜しているようなので誘導してあげました。
そして、またけやきホールに戻り、作業を済ませてから、店に戻ったのですがその間に「騒ぎ」はどんどん大きくなりました。大きな消防車がどんどん来ます。10台以上は来ました。
仲通リ商店街は道路封鎖され、あちらこちらで赤色灯がまわっています。
多数の警察官、消防士、報道関係者、東京ガス、東京電力がひっきりなしに行き来しています。
上空にはヘリコプターが5機ぐらい、やかましく飛んでいます。
レスキューは来る、シャベルカーがキャタピラを響かせ、仲通りを通過して行く。
どうも住人のYさんが「また人が取り残されている」と言い張っているそうです。
お隣の人たちは「この40年間、そんな人はみた事がない。いないはずだ!」と言っていましたが
当事者がそう言い張るのでこんな大騒ぎになってしまいました。
結局、11時ぐらいまでレスキュー隊は活動していたみたいです。そして「けが人はなし」と言う報道になりました。
あれだけの車両、人員が動員され、それがすべて税金でまかなわれていると思うとYさんの非常識さに憤りを感じます。
隣接しているお宅に被害を与えずに倒壊したと言う点ではご近所の方々はホッとしているでしょうが、今後も不安材料は残ります。
この倒壊家屋をすぐに撤去する気配がみられません。乾燥したときのほこりなどの迷惑は当然、放火されたりして、類焼する恐れもあります。
お騒がせで、迷惑は今後も続きそうです。